「強がる」というと、どんなイメージを持ちますか?
たとえば、子どもが転けて足をすりむいたとき、痛がらずに平気なフリをするような感じかもしれません。
あるいは、不良、つっぱりみたいな強がりをイメージするかもしれません。
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強がりはエゴの基本性質
強がりは大きく2つに分けられます。
強がり=抑圧(隠す、我慢する)
心の傷を守るための強がりは、エゴの基本プログラムです。
傷ついていないフリをしようとします。
一つは抑圧ですね。
強がり=大きく見せる
もう一つは、態度や行動で強がる場合です。
常に威張っている会社の上役をイメージするかもしれません。どこの組織にもそういった人はいますよね。
強がるというのは、本来の姿よりも大きく見せたり、強く見せたり、すごく見せようとすることです。
エゴは強がるもの
これをやる人は嫌がられがちですが、でも、みんなそうなんですよ。
態度に出しているかどうかの違いです。
あからさまにやらないだけで、どこかでは強がっています。
強がりの形は人によって違う
昔のボクは、態度や行動で強がることはしませんでした。他の人と調和を図ろうとするいい人タイプでしたから、大きな態度はしませんでした。
でも、かっこつけたかったので、カッコいい行動をしたいという願望は持っていました。
鎧をまとう強がり
ボクが一番やっていた強がりは、鎧をまとうという強がりです。
自分にいろんなものをくっつけて鎧をまとっていました。
ある人に「ミステリアス」と言われたことがありますが、単に自己開示できなかっただけです。
強がる理由
本当の自分に自信がなかったから。
本当の自分では居場所がないと思っていたから。
本当の自分では受け入れてもらえないと思っていたから。
だから強がってしまうのです。
エゴは弱いから強がる
でも、エゴは空っぽ、弱さが根底にあるので、本当は弱いのです。
弱さを受け入れることが鍵なのですが、なかなかできません。
弱さを見たくなくて、強がってしまうのですね。
素直になれなくてひねくれた状態
もう一つ強がる理由があって、それは感情を素直に表現できなかったということです。
寂しいのを寂しいと言えず、「寂しくないもん!」って強がっている感じです。
そして、「本当は寂しかった」という本心をすっかり忘れてしまい、強がることが当たり前になってしまいます。
そうなると、本心が無意識に抑圧され、暴走していき、そこにコントロールされてしまいます。
つまり、余計暴走し、強がりがひねくれて質の悪いものになってしまうのです。
強がらないようにするのは逆効果
ちなみに、強がりさんに「強がるな」とか「かっこわるい」と批判しても逆効果です。
弱さを認めたくないのですから、余計に鎧をまとうか、強がろうとします。
他者の強がりに反応したら自分に目を向ける
そして、強がりさんが自分の周りに目についたとしたら、相手に目を向けずに、自分に目を向けてみましょう。
自分の中の強がりさんを抑圧している可能性があります。
強がりを許す(弱さを許す)
強がりさんを許してあげることが大事です。
強がる原因となっている「弱さ」を許してあげます。
素直な感情、本心の感情を見つけて、自分で理解してあげます。
そうすると、強がる必要がなくなりますね。
真実を見抜く
そして、真実を見抜くこと、これがゴールです。
本当の自分に自信がなかったから。
本当の自分では居場所がないと思っていたから。
本当の自分では受け入れてもらえないと思っていたから。
上記は、そう信じているだけです。
真実ではありません。
本当の自分は自信もあるし、居場所もあるし、受け入れてもらえる
ここに気づくことです。
強がりの下には、自信のなさや弱さがあります。
居場所がない、受け入れてもらえないと信じています。
これがエゴのレベルです。
しかし、この下があります。
そこにはハートがあります。
そこを見つけてみてください。