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トラウマについて
強い心の傷をトラウマと呼びます。
正確に言えば、抑圧できないくらいのショックを受け、心のどこかに封印し、隔離したものをトラウマと言います。
普通のショックはトラウマとは言いません。
トラウマをなかなか解消できない理由
トラウマレベルのショックはなかなか解放できません。
どうしてでしょうか?
それだけ向き合うのが難しいとか、思い出したくないとか、強烈な感情が出てくるという理由もありますが、「簡単に手放したくない」という理由もあるのです。
意識では手放したいのに無意識では異なる理由
一見おかしな話です。
トラウマのせいで、日常に支障が出ています。
一刻も早く手放したいはずです。
でも、心の奥では「簡単に手放したくない」と思っています。
どうしてそれが分かるのでしょうか?
それはあらゆる心の傷は一瞬で手放すことができることをボクは知っているからです。
どんな過去の体験もただのイメージ
どんな傷であれ、今この瞬間に実態はありません。
過去のイメージを手放すことはできます。
そして手放せばそれで終わりです。
奇跡は一瞬で起こります。
でも、そんなことはないとエゴは思います。
でも、それは思い込みなのです。
真実は、手放したくないから今も持ち続けているということです。
簡単に手放せることを信じられない
それには反発するに違いありません。
常識と違いますし、何より意識では手放そうとがんばってきて、それでも手放せない現実があるからです。
では、これから一瞬で手放せるとしたらどう感じますか?
イメージしてみてください。
何か抵抗を感じるはずです。
エゴは手放したくないのです。
手放すことへの抵抗
手放すことに抵抗があります。
手放すと自分のアイデンティティを失うとか、何かしら失う感覚があります。生きていけないんじゃないかという不安も生じます。
手放したくないものの正体の一つは、これまでの苦労です。
これまですごくがんばってきた、苦労してきた、苦しんできた、必死に取り組んできた、それらが一瞬で、それも自分の意志で手放せるとしたら、今までの苦労が無意味になってしまいます。
エゴはこの無意味感を嫌がります。無駄を嫌がります。
だから、手放さないのです。
エゴはがんばって手放そうとする
エゴは、がんばって達成する性質です。
がんばって苦労してようやく打ち勝てたというストーリーを求めます。
そのため、一瞬で手放せるというストーリーを嫌います。
ハートで生きる人は捨てられる人
ハートで生きる人は、これまでの苦労を捨てられる人です。
捨てることを恐れない人です。
だから、心の傷も簡単に流せます。
過去の栄光も簡単に流せます。
癒しは一瞬で起こせます。
それも自分で起こせます。
常識も手放してくださいね。
変われないのは握り締めているから
あなたは一瞬で変われます。
変われないのは握り締めているからです。
ただそれだけなのです。
執着に気づき、執着のエネルギーを燃やし尽くす
本当は執着は一瞬で手放せますが、難しいことも事実です。
ではどうやって手放すかというと、まずは執着があることに気づくことです。
これだけ執着していたのかと意識で分かることです。
その上で、執着のエネルギーを燃やし尽くします。
たとえば、思いっきり、イメージの中でその執着を実現させ、その後のイメージもやっていきます。
それをしてもむなしいと気づくまでやります。
あるいは飽きるまでやります。
すると、手放せます。