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エゴは握りしめる
エゴは執着をするものですが、別の言い方をすると「握りしめる」とも言えます。
エゴはさまざまなものを握り締めます。
- 自分のアイデンティティ
- 思い
- 感情
- 感覚
- イメージ
- 過去の記憶
- 未来の期待
- 未来の不安
- ビリーフ(信念・価値観)
これらを握りしめます。
握りしめるとそれに支配される
握りしめると「今この瞬間」に影響が生じます。
今この瞬間が握りしめたものに支配されます。
怒りの感情を握りしめると、今この瞬間が怒りに支配されます。
「がんばらなければいけない」というビリーフを握りしめると、今この瞬間がこのビリーフに支配されます。
「給料日までお金が持つかなぁ」という思いを握りしめると、今この瞬間がこの思いに支配されます。この思いに伴って不安の感情に支配されます。
ハートは握っても、握りしめない
ハートは握りしめません。
ハートも握ります。これは避けれません。
握らないということを目指さないでくださいね。
握らないということは不可能です。
不可能を目指すと苦しみます。不自然だからです。
ハートは自然な状態です。
ハートは握り、手放し、新たなものを握る
握るタイミングでただ握るだけです。
握りしめません。
だから、別の握るものがあれば、別のものに乗り換えます。
自然なタイミングで握るものを変えます。
エゴは前のをずっとつかんだまま
エゴは握りしめます。
だから、別の握るものが訪れても、前のものを握りしめたままです。
握りしめたままなので、いろんなチャンスを失います。
賞味期限切れのものをいつまでも握りしめている
握りしめると握りしめられたものは賞味期限切れを起こします。
腐ってしまいます。
腐ったものをいつまでも握ったままにしないでくださいね。
臭いますよ。
その臭いに敏感に気づいてください。
ちゃんと臭いを発しています。
身体の不快感や周りの出来事でそれに気づかせてくれます。
ハートは常に新鮮
ハートはこれらを握りしめません。
- 自分のアイデンティティ
- 思い
- 感情
- 感覚
- イメージ
- 過去の記憶
- 未来の期待
- 未来の不安
- ビリーフ(信念・価値観)
だから、常に新鮮です。
新しい人です。
投影
これらを握りしめていると、他者にもそれを見ることになります。
この人はこういう人というイメージを握りしめて、相手を見ます。
イメージ通りにしか見えなくなります。
相手のありのままが見えません。
他者だけではなく、世界そのものも同じです。
握りしめたイメージを世界に見ています。
これを「投影」と呼びます。
握りしめるのはエゴの領域です。
ハートと「握りしめる」は両立しません。
握りしめないとき、世界は新鮮です。
新鮮な世界は、美や愛にあふれています。
ハートはそこに現れるものです。