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エゴは「今」この瞬間の情報の多くを失っている
エゴは「今」に生きておらず、今の大部分を占めるものは過去や未来のイメージ、もしくは何らかの思考や感情、感覚です。
今、実際に生きていますし、今を味わっている面ももちろんありますが、今ある情報のかなりの割合をイメージなどに持っていかれています。
ハートはこの瞬間の情報を多くキャッチしている
ハートは「今」にあります。
過去や未来のイメージを手放した状態で、今を味わいます。
そのため、今この瞬間の情報を多くキャッチしています。
100%の情報をキャッチしているわけではありませんが、過去や未来のイメージをつかんでいるときに比べると情報量は雲泥の差です。
エゴは半分無意識
別の言葉で言えば、エゴは無意識で今を生きています。
ハートは意識的に今を生きています。
たとえば、ご飯を食べるとき、一応味わってはいると思いますが、かなりの情報を別のことに取られてしまっています。
意識して食べてみてください。
【レッスン】意識して水を飲んでみよう
コップに水を入れてみます。
それを飲んでみます。
次に、意識して飲んでみます。
コップを持つ重さから、唇にグラスが触れる感覚、口の中に水が入ってくる感覚、喉を伝わる感覚、胃の中に入っていく感覚、そういった感覚を意識して飲んでみましょう。
情報量が雲泥の差であるといった意味が理解できるでしょう。
エゴは今を生きられない
エゴは今を生きられません。
つかむものだからです。
欠乏、足りないがベースにあり、何かをつかんでいなくてはいられません。
イメージなどいろんなものをつかみます。
つかんだ状態では、つかんだ情報に引っ張られます。
だから、今を生きられないのです。
つかんだ情報に縛られて生きているのです。
エゴは過去に生きていて、未来に生きています。
過去や未来のイメージというのは実際には存在しません。
実態はありません。
ただの空想の産物です。
その空想の産物に支配されて生きています。
空想の産物がネガティブなら苦しい世界観
空想の産物がネガティブで歪んだものであれば、その人の人生、世界観はネガティブで歪んだものになります。
それをポジティブに変えるのは多少は役に立ちますが、それも表面的な対応に過ぎません。
空想の産物を握りしめるのを止めることです。
そうすれば、今が現れます。
ハートで生きるとは今を生きること
今を生きるとき、ハートで生きるのと同義です。
ハートは今しか存在しませんから。
過去や未来のイメージをつかんでいるときは魂が顔を出しません。
手放したとき、今が現れます。
魂が自然に顔を出します。
魂の衝動こそ、ハートに他なりません。